とにかく忙しい共働き子育て。
心のゆとりを持って子どもとの時間を楽しみたいのに、時間がないからイライラしてしまったり、パートナーと話し合える時間もないから不満も溜まるばかり。仕事も100%でやれなくてフラストレーション。どれも中途半端な感じがする……。
そんな日々は辛いけれど、今の生活水準を変えられないし収入が減るのは不安。
けれども長い目で見て、きちんと支出と収入を計算すれば、意外と個人事業主として10万程度で働いてもなんとかなるかもしれません。家族との時間と、自分の心身の健康を守れるならそれもいいかも!
そんな視点を得られる記事を、現在個人事業主として働きながら子育て中の私が書きました。
参考になると嬉しいです!
共働き子育ては限界なので今の生活を変えたい……そんな時は。
長期目線で想像してみよう
色々なことが重なる20代後半~30代ですが、仕事人生は長いので意外と無理しなくてもいいのでは?と思っています。
30歳で子どもが産まれたとして、40歳には子どもは10歳。今の時代、働く期間はどんどん長くなっているので65歳まで働くとしてあと25年ある。70歳まで働くならあと30年もある。仕事人生は結構長い。
最近、50代の方で子どもが高校卒業したので解放感があり、自分のために思いっきり仕事や勉強、その他プライベートのやりたいことに取り組んでいらっしゃる方に出会いました。とても元気でエネルギッシュで、5,60代も20年あるんだからまだまだ長いよなぁと感じました。
私の場合子どもを産む前に10年も働いていないけれどとても濃密な仕事期間だったので、50代の10年間でも、やれることっていっぱいありそうだと感じます。大切なのは、そこで羽ばたくための準備・経験をしておくこと。 そのために、個人事業主で月数万~10万ほどでもいいので働くことで、強みとなる知識・経験が蓄積されていくと思います。
大切にしたい軸を見つめ直してみよう
生活を変える決心をするにあたり、大切にしたい軸を見つめ直すことが大事です。
大切にしたい軸が「安定収入」なら、定期的に受けられる業務委託もあります。「自己実現」で裁量のある仕事がしたいなら会社員とは限りません。マミートラックで裁量の少ない仕事をすることになるよりも、独立した方が自分の力を試せます。
私の場合は「自己実現」「人との出会い」「美味しいご飯を食べる」が大切な軸なので、裁量のある仕事をして自己実現欲を満たし、仕事や学びを通じて人と話す機会を作って濃密な関係性の友人を増やし、美味しいご飯を食べて日々の満足度を上げています。
「時代が変わっても年齢が変わっても、大切にしたいことは何か?」を考えてみましょう。
現時点で、会社員の場合
会社員から個人事業主になる場合にやはり心配なのは、お金と、会社員ルートから外れると戻れないのではないかということではないでしょうか。
お金の計画を立てよう
漠然と心配していても不安は消えないので、今の貯金でいつまでならなんとかなるかをexcelで計算しましょう。
➀月の支出を計算
②横軸に年月を取り、貯金額から毎月の支出を減らしていく
具体的に何年の何月に0円になるかを突き止める。
➂数パターンをシミュレーションする
支出が少なめの楽観シナリオ、臨時支出も発生する悲観シナリオ、収入もパターンを変えて、いくつもシミュレーションする。
会社員⇒個人事業主⇒会社員の未来が想像できるか考えてみる
個人事業主の友人を見ていても、会社員に戻っているケースがあります。
昔よりも転職しやすい世の中ですから、数年個人事業主をしてから再就活しても雇ってくれる可能性が高まっているし、今後はより高まっていくのではないかと思っています。
個人事業主として独立~お金を稼ごうと努力する過程は、自分のできること・できるようにしていきたいことを見直す良い経験になります。いったん個人事業主としてやってみることのゲインは多くとも、リスクは少ない気がしています。
現時点で、専業主婦の場合
なんらかの事情で専業主婦になったけれど就活中で、けれども共働き子育てが大変そうで心配という方もいるかと思います。 私自身、不妊治療などの事情で退職し、専業主婦の期間がありました。産後に就活もしましたが、今は個人事業主として独立した選択に非常に満足しています!
時間をコントロールした上で、生活をワンランクアップできる
専業主婦から個人事業主の場合、会社員からの場合と違って収入ダウンの心配がないのでもっとハードルが低いと思っています。
会社員だと働く時間が急に増える心配もありますが、個人事業主ならば働く量を調整できるので、まずは時間の少ない業務委託から始めてみたり、自分のサービスを作ってみるところから始めることができます。
扶養から外れることが心配な方もいるかもしれませんが、月数~10万程度なら扶養の範囲内で働けます。稼いだ分が単に余剰資金になるので、生活をワンランクアップさせたり、旅行に行けたり、子どもの習い事を充実させたりと、わくわくする夢を描きやすくなります。
子どもの自立後の未来に向けた不安が減る
子育てがひと段落したあとも、人生は結構長いので、そのときに何ができるのか、何をして過ごしているのか、想像できなくて不安になることもあると思います。
少しでも働いておくと、知識や経験も積み重なっていくので、時間ができたときの働く選択肢が増えますし、仕事仲間ができる楽しさもあります。無理ない範囲で、少しずつ働く。こちらも、ゲインは多く、リスクは少ないのではないかと思っています。
まとめ:時間を調整して働ける個人事業主のススメ
この記事では、共働き子育てが辛すぎる場合、月10万程度の個人事業主から始めるのもオススメですよ、ということを書きました。
会社員から個人事業主になるには収入ダウンの心配や、逆に専業主婦から個人事業主になるには急に忙しくなる心配があるのではないかと思っています。
どうしても会社員の基準で収入や働く時間を考えがちですが、1日5時間や週3勤務など、調整できる働き方もあります。家族との時間も自分の心身の健康も大切にしつつ、働ける道があるはずなので、是非検討して生活のストレスを取り除いてくださいね。