今回ご紹介するのは、『繊細すぎるHSPのための 子育てお悩み相談室』
私自身が音の刺激に弱いHSPで、子どもの泣き声で追いつめられることがよくあるので、なんとかならないかな~と思い読んでみた本。
HSPはこういうケースでこんな気持ちになりやすいよね~というケーススタディを43個も紹介してくれており、その一つ一つに捉え方のアドバイスをしてくれています。
うちの子はまだ1歳なのですが、子どもの年齢がもっと上のときのケーススタディも多く、これから先にも参考になりそう。
ネガティブにもポジティブにも感受性が高いのがHSP
そもそもHSPとは、Highly Sensitive Personの略で、感受性が高めで、ネガティブ・ポジティブな環境から影響を受けやすく、周囲の情報に敏感に反応する特性をもつ人のこと。
生活に大きな変化があるとストレスを感じやすいので、赤ちゃんができた生活はそれ自体が大きな変化ですよね。共感しやすく気がつきやすいので、子どもがぶつけてくる感情に共感して疲れてしまうことがある一方で、幸せな気持ちへの共感度も高いので、周りが幸せだと自分の幸せも大きく感じます。
悲しくなったり、焦ったり
ケーススタディの中に、自分はぐったりで眠いのに、子どもが寝なくて焦るというケースがありました。
その解説に、「寝ない子どもが泣き出すと自分まで悲しくなってしまう」というのがあり、まさにそれ! 子どもが泣き出すと自分まで悲しくなってしまうし、なんで泣いているんだろう? どうやったら泣き止むかな?と焦ってしまいます。そしてその焦りによって更に自分の感情が高ぶりやすい状態になる感じがします。
焦り自体が悪いわけではない。焦ると脳内でノルアドレナリンが多く分泌され、この物質はやる気や集中力の向上に不可欠。大切なのは焦りを調節することで、深呼吸をして脳に酸素を取り組むと◎
『繊細すぎるHSPのための 子育てお悩み相談室』3章 Case3
と書かれていて、焦りにも効果があるんだ、「焦り」を味方にできるかも!と思い嬉しくなりました。確かに焦るとやる気や集中力が向上するなぁと思うので、これからは焦ったら焦りに目を向けすぎるのではなく「よしやるぞ」と目の前の事柄に集中しようと思いました。
考えすぎるときの対処法
ひとつの物事を深く考える特性から、自分を責めてしまう、相手の気持ちを読みすぎる、といった傾向もいくつかのケースで共通して書かれています。
そんなときは、
- 自分の発言が原因とは限らない
- 気のまわし過ぎということもある
- 相手の気持ちを読みすぎず、事実だけを見る
を心掛けましょう。子ども、パートナー、親、近所の人、地域の人など、関わりが増える子育てなので、そのような多くの関係性の中でなにかあったときに全て自分が原因だったかなと考えすぎると、ほんと身が持ちません。
子育てを通じて関わる人が増えることは、幸せのお裾分けができて笑顔が伝播してとても豊かだなぁと感じます。ただそれは余裕がないとできないので、少しでも考えすぎない思考の癖を身につけて、関われると楽なのではないかと思いました。
まとめ:感受性を楽しもう、疲れたら一人になろう
良くも悪くも感受性が豊かなHSPにとって、子育ては辛さも楽しさも感じやすいのかもしれない。
疲れたときの対処法として「一人になれる時間を設ける」ということも書いてあり、すでにやっているけど、やっぱそうだよね!と正当化する気持ちになりましたので、一人時間はこれからも積極的に主張して得ていきたいと思います。
また、「子育て中は思い通りにならないことにイラっとしがちですが、思い通りにならないのが子育ての面白さ」とも書いていて、予定通りにいかないことに焦ることもしばしばなんですが、この考え方を自分に沁み込ませたいぞ~と思いました。
気持ちが楽になる考え方が満載なので、お悩みの方は『繊細すぎるHSPのための 子育てお悩み相談室』 、是非読んでみてくださいね。
それでは!