できないことが目についてしまう、今日もできなかった……。そう思うことはありませんか?
私はあります。
今日は幸福学の前野マドカさん、前野隆司さんご夫妻による本『そのままの私で幸せになれる習慣』を参考に、毎日満足して生きる秘訣を考えていきたいと思います。
幸福学の研究結果をベースに、日々の小さな習慣で「幸せ」を感じるコツが書かれています。
幸せは主観的なもの
そもそも、幸せと感じるかどうかは主観的なものです。同じ境遇でも、幸せと感じる人もいれば不幸せだと感じる人もいます。
忙しい毎日に追われ、いつの間にか日々が過ぎ去っていく。と思う人もいれば、毎日充実して楽しい!と思う人もいます。どうせなら、毎日楽しいと思いながら過ごしたいですよね。
残念ながら、これを達成すれば幸せということはなく、成功の定義が昔より多様化している現代においては特に、自分で幸せを感じる能力は必須であるといえます。
筋トレするとその部分の筋肉が強くなるのと同様に、意識的に幸せを感じるとその脳の部分が強化されていくそうです。幸せグセをつけていきましょう!
やらねばならないことを減らす
この本では50個の習慣が紹介されているので是非読んで自分に合うものを見つけて欲しいのですが、私がすぐに使えそうだなと思ったことを紹介します。
まず一つ目! やらねばならないことを減らすこと!
やらねばならないことを減らして、シンプルに生きる人は幸せとのこと。
実際私も、やることが多いな~追われているな~~というときは、イライラすることが多いです。
子育てと家事と仕事するのってやらねばならないことの渋滞ですよね。
グズる子どもを横目に、シンクに溜まった洗い物して、炊飯器セットして、ご飯を作って、子どもがこぼしたお茶を拭いて、ご飯を作って、夜には仕事のタスクしなきゃ……と思うと、焦ってイライラしたりします。
「誰かに任せられること」「無理してやらなくていいこと」「本来しなくていいこと」に気づいて一つでも減らすことが大事だそうで、確かに洗い物は旦那さんに任せて、ご飯は作らずに子どもと一緒に買いに行けばグズりも減るし、
まぁそんなうまい具合に旦那さんに任せられないから困っているんだよとか、すぐ買う選択してたらお金なくなっちゃうよとか、色々あると思いますが。
「本当に最低限、必要なことは何か?」という問いをもって、やることの断捨離をしながら生きるのは大事だと思います。
スティーブ・ジョブズのように着る服を決めておくのもいいし、料理の献立を立てることに結構エネルギーを使っている気がするので料理メニューを曜日で固定しておくのもいいかもしれません。
100%を目指さず70%で良しとする
やることの断捨離をした上で、次に大事なのは適度にこなすことです。
やろうと思っていた基準まで到達しなくても時間がきたら切り上げる、やろうと思っていた全てに取り組めなくても今日も頑張った!と褒めて1日を終えるなど、100%を目指さずに70%くらいで良しとする精神が大事です。完璧主義を弱め、いい意味での妥協が大事。
まぁいいか! なんとかなる! という楽観性は幸福にとって大切な因子だそうです。確かに周りの人をみていても、そんな感じがしますね。
いいことを見つける
今日あったいいことを3つ書き出すワークがあります。
いいことだけに目を向けるのは抵抗がある、という方には、いいことも悪いことも書き出すのがオススメです。とにかく大事なのは、「今日もいいこと全然なかったなー」という印象で1日を終えずに、いいことも悪いこともどちらもあったよね、とフラットに見ることです。
そして特にいいことに目を向けることで、いいことを探す癖がつき、幸せを思い出すことで幸せを感じる脳が強化されていきます。
つい微笑んでしまうエピソードを自分の引き出しに持っておき、なにげないときに思い出すことも効果があるそうです。幸せ脳を強化していきましょう!
イライラ・もやもやしている自分を受け入れる
といいつつも、もちろんイライラ・もやもやすることも日々の生活の中でたくさんありますよね。けれどそれで「自分はなんてダメなんだろう」「ポジティブに考えられない自分が嫌だ」なんて思う必要はありません。
人は誰しも、そうInstagramでキラキラしている人もみんな、怒ることも嫉妬することもあります。人は、ネガティブな感情により危険を回避できるので、ネガティブな感情が浮かぶ生き物らしいです。
なのでそういったネガティブな感情は人の性質上、当たり前だと受け入れてみましょう。
別の本で読んだのですが、時間が過ぎるのが遅いなと感じるときは時間を意識しているとき、あっという間だと思うときは意識していないときだそうです。つまらない会議で何回も時計を見ているときは長く感じ、大好きな人とのデートで時間もスマホも見ずに過ごしたときは、あっという間に感じますよね。
それと同じで、感情や出来事を味わうとそれだけ人生の満足度が上がるのではないかと思っています。いいとこだけでなく、イライラした自分も受け入れることで、1日の密度が濃くなり、記憶にも残りやすく満足度が上がるのではないかという仮説です。
実際、1日や1週間、1ヶ月の振り返りをすると結構自分色々あったじゃん!と充実感を得られます。どのような感情も大切に味わってみましょう!
まとめ
この記事では、幸福学の本をヒントに毎日の満足度をあげる習慣を考えました。
最後に、私の好きなAKB48の曲『夕陽を見ているか?』にこんな歌詞があります。
今日がどんな一日だったかなんて
AKB48 夕陽をみているか?
帰り道 考えるよね
悲しいことやつらいこともあるさ
楽しいことが勝ち越せばいい
この歌詞にあるように、悲しいことやつらいこともあるし、楽しいことが勝ち越せばいい。むしろ、そういう毎日が豊かな人生だと思います。
喜怒哀楽、様々な感情を楽しんでいきましょう!